家計の見直しは、より快適な暮らしや将来のための貯金を実現するために不可欠です。適切な見直し方法を見出すためには家族全員が相談しながら、お互いに理解し合うことが重要です。
家計を見直す際には支出を「固定費」と「変動費」に分ける
固定費:住居費、通信費、教育費、保険料、光熱費、車の維持費、教育費、サブスクリプション(毎月定額かかる費用)
変動費:食費、日用品費、被服費、交際費、医療費、雑費(月によって差がある費用)
家計の見直しは、固定費の内容を精査することから始めるのがおすすめです。なぜなら、固定費は毎月定額で引き落とされる支出となるため、少しでも削減できれば長いスパンで大きな節約効果を発揮できるからです。
そこで代表的な固定費見直しの5選を紹介します。
保険の見直し
生命保険や学資保険など、「備え」という意味で保険に入ることは重要です。しかし、保険の内容が適切かどうかは、ご自身の社会保障によっても違います。
まず社会保障を確認後、ご自身のリスクを考え、保険の最適化を図りましょう。
住居費の見直し
住居費は住宅ローンや固定資産税、都市計画税、定期的な外壁塗装・屋根塗装といった固定費が該当します。
これらの支出は削減するのが難しい部分も多いですが、住宅ローンの借入先を検討したり外壁塗装や屋根塗装の業者をしっかり選定したりすることで、費用を削減できます。
通信費の見直し
スマートフォンや家のインターネット回線などは、一度契約するとそのままにしてしまうケースが多い固定費です。そのため、定期的に見直しましょう。
特に、スマートフォンの代金は毎年改定されている場合が多く、キャリアの切り替えや通信会社の変更によって月々の支払い額を大きく下げられます。
また、通信会社などを変更しなくても、ギガ数を変更するだけでも月々数百円の削減になるでしょう。
少しの作業で見直しできるポイントは、積極的に検討することがおすすめです。
水道光熱費の見直し
水道費は食事をするタイミング、光熱費は家族がお風呂の入るタイミングを合わせることで大きく削減できる変動費です。
また、家族の生活スタイルが違う場合には電気料金のプランを見直し、一番電気を使うタイミングが安くなるプランに変更するのがおすすめです。
教育費の見直し
教育費は削減の難しい固定費ですが、学習塾と予備校のどちらを選択するのかで費用が大きく変化するのを知っておきましょう。
例えば小学校受験や中学校受験の予定がなく、日々の学力維持が目的であれば学習塾の費用対効果が高いといえます。
また、予備校であっても個人塾型を選択することで子供の時間に合わせたスケジュールで通わせることもでき、費用も教室型に比べて抑えられます。
教育費は通信教育や英会話なども含まれるため、子供の成長に合わせて見直すことが重要です。