保障内容や保障される期間、保険料の支払いや期間など、生命保険に加入する際にはさまざまな点を確認して契約する人は多くいますが、一度加入してしまうとそのまま放置している人が少なくありません。
ライフスタイルの変化に応じて、必要となる備えは変わります。加入している生命保険は定期的に見直して、必要があれば切替えも検討するとよいでしょう。保険の見直し方によっては保険料が安くなるメリットを得られることもあります。
保険見直し6つのポイント
- 保険料は家計に無理のない金額か
- 保障額が万が一の際に十分か
- 保障期間の適切性と更新有無
- 保険料をいつまで支払わなければいけないか
- 解約返戻金でいくら戻ってくるか
- 掛け捨て型と積み立て型の内訳
保険料は家計に無理のない金額か
保障内容は必要性に合っていても、保険料の支払いが厳しければ長期にわたって継続していくのは難しいものです。例えば保険料の払込期間を長めにしたり、掛け捨て部分の割合を大きめにすることで、同じ保障金額を確保しつつ保険料負担を軽減させることはできます。見直しの際に保険種類の変更を検討してみるのもいいでしょう。
保障額が万が一の際に十分か
必要な保障を備えているつもりでも、保障金額に不足があればいざという時に経済的に困ります。例えば、子どもが独立するまでの生活保障に加え、子どもが自宅外からでも大学に通えるように教育資金を確保できるだけの備えをするなど、今後のライフプランをイメージしながら保障額は適正であるか定期的にチェックすることが大切です。
保障期間の適切性と更新有無
定期保険など一定期間だけを保障する保険では、契約期間の満了がくると保障がなくなります。保障が必要な時期に対し、保障されている期間が適性であるかどうか確認しておきましょう。例えば、定期保険特約付終身保険などでは、子どもが大学に進学する前に更新時期が訪れるケースもあります。更新時には保険料が上がりますから、家計に負担がかからないか確認しておきましょう。更新後の保険料負担も考えながら、更新が来る前に保険を見直してしまうのも1つの方法です。
保険料をいつまで支払わなければいけないか
家計を無理なく運営していくためには、保険料の支払いが「いくら」、「いつまで」必要なのかを確認しておかなければなりません。子どもの進学資金や夫婦のリタイア準備に大きな保険料負担が重ならないかチェックしておきましょう。生涯必要となる医療保険などの保障は、終身払いにして月々の払込みは保険料を低く抑えるという方法もあります。ただしこの場合は一生保険料を払っていくことになりますから、家計全体のバランスに合わせて無理なく保険料を払っていけるか確認しておくことが大切です。
解約返戻金でいくら戻ってくるか
保険商品や契約してから解約するまでの期間などによっては、解約返戻金がほとんどなかったり、あっても既払込保険料を大きく下回る場合があります。既払込保険料と解約返戻金のバランスを図りながら、既加入保険の主契約部分だけを継続させるのが望ましい場合もあります。見直し方法は新たな保険に加入し直す以外にさまざまな方法がありますから、賢い見直し方法を検討してみましょう。
掛け捨て型と積み立て型の内訳
保険には掛け捨てタイプのものと積み立てタイプの保険があります。掛け捨てと積み立ては、どちらもメリットとデメリットがありますが、今の必要性や家計の状況、将来の必要性に合っていることが大切です。常に最適性を保てるように掛け捨て型と積み立て型の内訳を確認しておきましょう。